用語解説:革について②染料仕上げ?顔料仕上げ?

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皆様こんにちは。

本日は、当工房で取り扱っている、革についてご紹介します。

当工房では、本革、特に「染料仕上げのタンニンなめし」とよばれるカテゴリの革を中心に使用しています。

そもそも本革って?染料仕上げ?タンニン?という疑問の声があろうかと思いますので、革について知っていただくために(私なりの解釈で)用語解説をしようと思います。

なお、他のサイトで違うことが書いてあった!ってこともあると思います。?が浮かんだらコメントもらえれば私なりの回答はさせていただきます。そして間違ってたら正直に訂正します。恥ずかしいですが///

↑ここまでコピペ↑

さて、今回は当工房のこだわりその2、「染料仕上げ」について。

巷の色がついている革には、大きく分けて「染料仕上げ」「顔料仕上げ」があります。

両者を例えるなら、「染料=水彩絵の具」「顔料=油絵の具」でしょうか。

「染料」は革の表面の状態が透けてみえる染め方です。そのため、原材料の状態が悪い(傷とか)と、分かってしまうため、染料仕上げには使えません。そういった選別があるため、必然的に高価になります。その分、染料仕上げは、革本来のトラ縞やグラデーションなどが見えて、革らしい革といえます。また、経年変化(エイジング)も分かりやすいです。

対して「顔料」は、革の表面をペンキのように塗りつぶしてしまう製法になります。このため、ある程度原材料の品質に左右されなくなり、比較的安価になります。その代わり、顔料仕上げでは生来の革の特徴や経年変化は分かりにくくなります。ただしその分、傷や汚れに強いです。

当工房では、革本来の表情や、経年変化していく様子を楽しんでほしいという思いから、染料仕上げの革を使うことを基本としています。

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